ルクルーゼ・ヴィンテージ鍋〜野菜
日本でも人気のルクルーゼのヴィンテージ鍋です。
fondueとかいてあり、チーズフォンデュ用(フランス語だとフロマージュフォンデュ)だったと考えられます。 現代のルクルーゼ商品とは異なるデザインで、かわいらしい野菜の模様が描かれています。 多少の使用感はございますが、厚手でしっかりとしたつくりで、まだまだ使っていただける状態です。 ヴィンテージ品は現代品にはないあたたかみや歴史がある分、どうしても使用感は否めません。気になる点はお気軽にお問い合わせください。追加写真を送らせていただきます。 φ22cm、とって部分10cm 高さ9cm 重さ 約2.1kg このお鍋を買った時の、あり得ないおっちょこちょいエピソードがあります…↓ ◆◆エピソード◆◆ ちょっと恥ずかしいエピソードなのですが・・・・・・ このお鍋を買った蚤の市のブースでは、雑多なものがいろいろ置いてあって、主に電化製品を売っていましたが、 端っこのほうで、食器も売っていました。 このお鍋のほかに、ホーローのお花模様のポットやディゴワンのストライプのボウルも買いました。 その日は籐の大きなバスケットを2つ、食器もたくさん買いこんでいました。 帰国が決まった頃で、のちの買い付けを頼むつもりで、友達に一緒に来てもらい、 Marché du Midiらしい食器を選ぶところを見てもらって、引き継ぎをしていたのでした。 そんな中で、おしゃべりもはずみ、荷物も多いので、うっかりルクルーゼの入った袋を店頭に忘れてきてしまうという、 サザエさんな事件を起こしてしまいましたのです!!!! そんなことはすぐには気付かず、「いっぱい買ったなぁ」とホクホク顔でトラムに乗りました。 お友達が途中の駅で降り、ようやく自分の降りる駅が来たので降りて、歩き出しました。 そこで一人で歩いて初めて気づいたのです・・・ なんか、足りない気がする・・・・そう、重みが足りないのです! なんでこんなに軽いの?おかしくない? と、ごそごそやると、重いはずのルクルーゼのお鍋が、ない!!!!・・・・・・・・・・・・ かなりブルーになってアパートまで歩きました。。。 あれこれ思いめぐらすと・・・・ 確かにお店の人にお金を払うやり取りの時、これはいくら??あれはいくら?とやっていて、 パイレックスらしい可愛いミルクガラスの角皿にも目を奪われたりして、重さに耐え兼ね 手持ちの荷物を地べたに置いた記憶がある・・・ うわ〜〜〜。そのまま来ちゃったのか・・・・やっちゃった〜〜 残念すぎる〜〜!私のルクルーゼよ〜〜!!中々蚤の市じゃ見つからないのに! なんという失態!!バカバカ! 蚤の市は、毎回同じ人が出店しているわけじゃないし、いつも出店していても、また翌週来るとも限らない。 来たとしても、「そんなん知らないよ」って言われたら仕方ない。 それでもまた売っていれば、買うしかないけど、あればまだ良い。 「あれは違う人に売った」って言われたら、もうどうしようもない・・・ 店主さんお願い、来週も来て〜〜 店主さんお願い、あの鍋持ってきて〜〜 店主さんお願い、あの鍋を私が買ったこと覚えていて〜〜 と、自分勝手な懇願で頭がいっぱいに。 わずかな望みをかけて、来週も行ってみることにしました。。。。 その日は早く来週の日曜にならないかと、もどかしくてしょうがなかったです。 翌週は一人で行きました。 万が一あの人が出店してたとして、万が一まだあのルクルーゼがあったとしても、早くいかないと、誰かに取られちゃうかもしれない! いつもは結構10時くらいに出て10時半〜11時くらいに回ることが多いのに (それはお寝坊=grasse matinée だからです。良いものを欲しいなら朝イチで!が鉄則) その日は気合を入れて早めにいきました。 そうしたら、お店があまりまだ来ていないという状態・・やっぱりね。さすがフランス人。 それでも、先週のあの店があった場所にまっしぐらに駆けつけましたが、いません。 そんなもんだよね。でもめげない!! 毎回申し込み順にブースの場所が決まっていくので (その蚤の市は広さも2種類から選べ、値段も違います。なぜ知っているかというと、帰国前に私も出店したので^^;) また来ていたとしても、あの場所とは限らないのは分かっていました。 常連さんやある程度業者さんレベルだと毎回同じような場所の人もいましたが。 だから、「あのお店」を探して、はじから見て回りました。 もちろんせっかく来たので、いつも通りの通常買い付けも同時進行。 と・・かなりいろいろ回って諦めかけてきた頃、先週の場所からはかなり離れたブースで、私が先週買って置いてきちゃった ルクルーゼのフォンデュ鍋と同じものを発見!!! あ!!!おんなじやつ!!と心の中で思いつつ・・ でも、明らかに店が違う。店主の顔も違う。何もかも違うから、きっと別物だ。たまたまこのおじさんも売っているんだね。 今日せっかく来たのだし、値段の折り合いがつけば買っちゃおうかな、と思い、交渉に入ることに。 私「すみません〜〜〜。すみませ〜〜〜〜〜〜ん!!」 男性「はい。」 奥のほうから男性が来ました。でも、鍋の置かれている位置を考えると、もしかしたら、これはこの人のじゃないのかも? と思いました。 よく、テーブルがブースとブースの間にあって、そのテーブル上の商品の値段を聞くと 「それウチじゃないわよ、お隣さんのよ」と言われたことがあったので。 一応先に確認しよう。 私「すみません、これ、あなたのものですか?」 男性「いえ、あなたのものですよ」 私「????え。・・・??」 男性「これあなたのでしょう?」 私「え?!ああ!!!でも・・私先週買ったんですけど、あっちで、違う人から買ったのに?」 男性「彼は今日来られないからといって、これを私に託したんだよ。さあどうぞ。」 私「ありがとうございます!!」 びっくりでした。 おそらく、前に売ってくれた店主さんが片付けの時に気付いて、知り合いの出店仲間に 「来週自分はいけないから、もしアジア系の若い女性が取りに来たら渡してやって」と頼んだのでしょう。 すごいなぁ・・・よかった〜〜・・ フランスにちょっとでも滞在されたことのある方なら分かるかと思いますが、いいえ、日本以外では、こんな状況の時に きっと駄目だろうと思う人が大半ではないでしょうか。 運よく売主がまた出店していて、運よくあの鍋があったとしても、店主からとぼけらて倍とられる、と思っていたのに。 ちょっと警戒心が強くなり過ぎていたかな? おっちょこちょいして焦ったけど、心温まる出来事でした。 それにしても、この預かってくれていた男性のうまい返しが私をぽかーんとさせて心憎い演出でした。 こんな大冒険?を経て日本に無事やってきたお鍋です^^ ショップの対応のほうは、おっちょこちょいしないように頑張っていますので ご安心ください!
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